1. HOME
  2. ブログ
  3. ICTソリューション
  4. 【セミナーレポート】持ち帰れるICT施工管理セミナー

BLOG

ブログ

ICTソリューション

【セミナーレポート】持ち帰れるICT施工管理セミナー

2019年5月28日(火)~29日(水)に日本キャタピラーD-Techセンター(埼玉県秩父市)にて「持ち帰れるICT施工管理セミナー」を開催いたしました。

持ち帰れるICT施工管理セミナー

持ち帰れるICT施工管理セミナーとは

その名の通り、セミナーで得た実務の知識を社内に持ち帰って人材の育成に活用していただけるようデザインされた土工の現場責任者向けのセミナーです。「5年後の最適解」をテーマに、当社独自のノウハウに基づいて作成された「ICT施工活用における最適化分析シート」を用いて会社と現場におけるICT化の現状を分析し、国や行政が求める基準と現在の差を明確化。i-Construction貫徹に対応するために必要なリソースと道筋を描きます。多忙な現場監督のために、中小建設企業のコンサルティングとICT施工の実務サポートを行うSGMのi-Constructionスペシャリストが、ICT施工管理の基本知識、工程、技術、ソフト、ハードなど要点を絞ってわかりやすく説明する2日間のセミナーです。

持ち帰れるICT施工管理セミナー

 
 

2日間の工程

プログラムは2日間で行われます。通常は1日目が座学講習、2日目が野外実習ですが、今回は2日目の天気予報が雨のためプログラムを変更し1日目に野外実習を行いました。

見て触れて体験する実技講習

1日目。野外実習に出る前に、概念を座学で理解します。午後からの野外実習はD-Techセンターの「トレーニングセンターC」にて行いました。

持ち帰れるICT施工管理セミナー
UAV3次元測量

まずはUAV測量の実習です。ドローン測量の上で重要なポイントを説明後、ドローンの空中写真撮影で目印となる対空標識を設置します。

持ち帰れるICT施工管理セミナー

持ち帰れるICT施工管理セミナー

 

ローカライゼーション、杭打ち(逆打ち)

ICT施工においてローカライゼーションは非常に重要です。ローカライゼーションとは、ICT建機による施工を行うにあたり、事前に公共座標と測位座標のズレを現地座標に変換するという作業です。この作業が施工段階の精度誤差、後の出来形報告に大きく関わってきます。ローカライゼーション作業は測量会社に依頼する場合がありますが、現場監督はその作業が正しく行われているか、ローカライゼーション精度は許容範囲を満たしているか確認する必要があります。よって、ローカライゼーション作業時のポイントを理解することが重要です。セミナーでは実際にGNSSローバーを使用して公共座標と測位座標の誤差を計測し、その場でローカライゼーション作業を行いました。

持ち帰れるICT施工管理セミナー


GNSSローバーを使用した効率的な座標計測作業の体験として、杭打ち(逆打ち)作業を行いました。事前にコン
トローラーに登録された任意の座標に対し、衛星からの補正情報を受信しながら目的の位置を探し出すという作業です。これはICT建機を使用しない施工等にも大いに役立つ作業になります。例えば、丁張を設置するポイントをそれぞれの座標から探し出すことができるため、工夫をすれば効率的に作業を行うことが可能になります。また、これらの作業はGNSSローバー1機とコントローラーを同時に移動させて操作するため、1名での作業が可能な上雨天時でも問題ありません。

持ち帰れるICT施工管理セミナー
MC/MG

野外実習の最後は建機のICT建機の操縦です。日本キャタピラーのオペレーターさんの操作指導のもと、3Dマシンコントロール/マシンガイダンス(MC/MG)対応建機に乗車し、操縦を体験していただきました。

持ち帰れるICT施工管理セミナー

持ち帰れるICT施工管理セミナー

多忙な現場監督をサポートする

2日目は講義が中心。今年の4月に国土交通省の「ICTの全面的活用」を実施する上で新たな基準類の策定、改定を含めていくつか更新されました。これらの基準は今後も定期的に更新されることが予想されますが、日々の現場作業に追われる監督がこれらの要領をすべて読み込み理解するのは大変です。このセミナーでは忙しい現場監督のために、施工管理で必要なポイントを押さえて説明します。

UAV飛行計画アプリを使って飛行計画を立てる実習持ち帰れるICT施工管理セミナー

 

ICT施工活用における最適化分析シート

セミナーでは、当社独自の「ICT施工活用における最適化分析シート」を使ってICT施工の取り組み状況を客観的に分析します。3次元測量や3次元データ作成などの合計6つの項目があり、各セクションの最後にチェックします。このシートを使って現在のポジションやリソースを知り、5年後の建設現場に対応するためにどのような道筋を描くかをシミュレーションします。このシートは客観的な現状分析結果ですので、持ち帰って上席に報告したり、チームで共有することでより具体的にアクションを取ることができます。

持ち帰れるICT施工管理セミナー

SGMのミッション

安全で品質の高い工事を完成させるためにすべての統括責任を負う現場監督。一つの工事現場を成功させるために、工程、予算、人員、天気、安全など様々なことに気を配らなければなりません。その責任と業務量は相当なものだと私たちも肌で感じています。そんな重圧に日々向き合う現場監督が直面している国の新たな要求が、土工のICT化です。従来施工では使用していなかった新たなソフトとハードの導入・活用が求められている一方で、新しい概念や技術をゆっくり吟味して検討したり、人材を育成したり、自ら習得に投資する時間が取れないのが現実です。i-Construction貫徹という時代の流れに板挟みになって苦労している現場監督の負担を少しでも軽減し、一人でも多くサポートしたいという思いで「持ち帰れるセミナー」開催しています。

ICT施工貫徹が来る日はそう遠くありません。SGMはICT過渡期である建設業の今を支える現場監督に寄り添ってサポートします。

関連記事