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平成30年度土木学会全国大会にて市街地測量の取り組みを発表しました。

ICTソリューション事業部マネージャーの吉田なぎさが、2019年8月28日~30日に北海道札幌市で開催された「平成30年度土木学会全国大会」で新しい地域振興プロジェクトにおける市街地でのUAV測量事例を発表しました。

発表題目

日本初の公道を活用した市街地レース開催におけるコース安全検証と地域振興の取り組み

今回の学会発表は、市街地測量にご協力頂きました島根県にある松江工業高等専門学校様と連名での発表となっています。

発表内容のポイントは以下のとおりです。

1)日本初の公道を活用したカートコースの設計

2)市街地における3次元測量

3)地域貢献

 

今回は、発表内容の概要を一部ご紹介いたします。

1)日本初の公道を活用したカートコースの設計

「市街地レース」と聞くと「モナコグランプリ」や「マカオグランプリ」など、F1で有名な海外の市街地レースが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

日本ではこれまでに一度も市街地や公道を使ったモーターレースは開催されていません。安全面等の問題から道路使用許可を取ることが非常に困難であることがその理由の一つです。

当社では、新しい地域プロジェクトの一環として、島根県江津市の地元有志の皆様に「公道カートレース大会」を提案しました。現在では「江津カートグランプリ実行委員会」が設立され、開催に向けて準備を進めています。

日本国内で前例のない公道レースを実現するためには、徹底した安全検証と対策が求められます。

そこで当社では、江津カートグランプリ実行委員会の一員でもある地元企業の森下建設会社様、松江工業高等専門学校の皆様のご協力のもと、UAV(ドローン)を用いた市街地の3次元測量を実施し、モータースポーツの専門家とともに安全面を考慮したコースを設計致しました。

江津市役所や江津駅、総合市民センターなど地元の方の利用頻度が高い場所も盛り込み、国道・県道・市道を通るコースとなっています。

まだすべてのコースを公開することができませんが、「江津カートグランプリ」開催決定の折には、本HP内でも紹介いたします。

 

2)市街地における3次元測量とコース安全検証

今回の市街地レース「江津カートグランプリ」のコースの安全性を検証するために、江津市内をUAV(ドローン)を用いて空撮し、3次元測量を実施しました。

ドローンに興味のある方でしたらご存知かもしれませんが、UAV(ドローン)を市街地で飛行させるためには、航空局に申請を出し、許可を得る必要があります。

UAV3次元測量により作成した平面図により、コースの距離・路面勾配・コーナーリスクなど様々なリスクについてモータースポーツの専門家の皆様とともに安全面の検証を実施しました。

 

3)地域貢献

当社がご提案しました「江津カートグランプリ」は前述しましたように新しい地域振興プロジェクトです。カートグランプリ開催時はもとより、その過程において以下のようなテーマを掲げています。

「次世代を担う地元有志や産学官のネットワークを構築し、人口減少を課題とする地方都市の活性・在り方を変えていくこと」

実際に「準備会」を経て設立されました「江津カートグランプリ実行委員会」には、これからの江津市を担っていく次世代のリーダーが多く集まっています。地元有志の方々が当プロジェクトを一つのきっかけにしてネットワークを構築し、情報や課題を共有しながら、未来の江津市を見据えた話し合いの場をもつことは、これからの地域振興においてとても重要なことだと当社では考えています。

当社では地域貢献の一環として、建設業の新たな魅力・業界先端技術であるICT土工の取り組みを地元の子供たちへ情報発信する機会「ICT土木現場見学会」を実施致しました。今回の発表では、その実施状況についても発表しました。

市街地レース「江津カートグランプリ」の開催が正式決定しましたら、改めて当HP内でもお知らせいたします。

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